ご案内

戦争に備えていた訳です。
私は、たくさんのことー例えば教練などーを学びました。 しかし、それを思いだして恥じている訳ではありません。

その時期私は兵器―船舶を破壊する魚雷ーの扱い方を学びました。 つまり、私は、生命を破壊する訓練を受けましたが、現在はその保護のため闘っています。
私の生涯を始める時期に体験した悲劇の1つは以上のようなものでした。 その後無論、私にははるかに興味のある他の体験もあります。
私は、1966年以降、最初は息子2人とまた後にはジャン・Mツシェルだけと1緒に、探検旅行を続けてきました。 この間、私の活動は、探検のためだけでなく、地球環境の悪化や人類による地球の被害に関する教訓を得るためだという意識がいつも念頭にありました。
私は、旅の終了時に、モナコにある自分の試験所にサンプル全点を渡し、その測定に立ち会いました。 コンピュータのプリント出力が進行するにつれて、汚染はあらゆる現象の説明にはなり得ないことが明らかになりました。
私たちには、DDT、重金属、その他だけでは活力の低下を説明できないことが分かりました。 その他の原因もなければなりません。
そうすると、突然、私が観察したあらゆる現象を思い起こし、「ああ、これだ!」と思いました。 それは、その時期、私たちが地中海の「物理的破壊」と呼んでいた現象です。
現在、フランス語でこれをと呼んでいます。 私たちは、まだ適切な英単語を見つけていません。
この単語は、展開する侵略軍の経路に存在するあらゆるものの破壊を意味します。 私たちは、現在、地球上でアッチラ(軽装騎兵を率いて、ョーロッパに侵入したハン族の王)のように行動しています。

これらの物理的殺教、破壊、ダイナマイト漁獲、目が小さすぎる漁網の使用、湖沼水の流出、環礁魚道の切断、河川経路の変化は皆、汚染そのものではありませんが汚染の影響を増進しています。 その結果、汚染とその他の形態の破壊との間に協働作用が生じます。
その頂点にくるものは無論種の絶滅です。 19世紀初期以降ほとんど100万種が永久に絶滅しました。
知られている生物の合計個体数調査結果の8%が将来の世代を絶滅させた訳です。 これら消滅した生物ーほとんどが植物ーのなかには私たちに恐らく医薬品その他有益な産物を提供できたものもあったでしょうが、現在は何の役にも立たないでしょう。
生命の流体―空気と水ーも危機に曝されています。 ご存知のように、水は空気より重い。
つまり、理論的に空気は水より影響を受け易いのです。 私は現在まで空気より水に多くの注目を払ってきました。
しかし、私は意識を変え始めています。 酸性雨だけでなく、もっと重要な地球温暖化とともに現在起きている現象を通じて、主として大気の被害が生じているからです。

人類の運命はこれらの問題ー汚染物理的被害もう1つの形態の汚染である地球温暖化ーと絡み合っています。 また、これらの問題はすべて人口過剰の直接の影響によるものです。
人口過剰問題は、〈Rーマ・クラブ〉の初期に明確に指摘されましたが、ある説明できない理由で環境に関する文献から事実上消えました。 私には何故か理解できません。
過剰人口は、かつて比較的に差し迫った問題、比較的に深刻な問題になったことはありません。 私が学生の頃、地球人口は30億に足りない水準でした。
現在は50億です。 近い将来10年毎に中国が1つ増える勘定になります。
この増加はどの程度継続するのでしょうか。 しかし、将来、人口1.50億の扶養は、恐らく生産を増加し、貧しい国々への資源分配を改善して可能になるでしょう。
十分でなくても1定水準の生活が可能でしょう。 つまり、恐らく1.50億の人口が地球上に生存できるようになるでしょう。
しかし、どういう生活を送るのでしょうか。 単なる生存だけ保証すれば良いのでしょうか。

しかし、私たちは、自らの生活だけでなく、後に続く次世代の生活の質を保護するためにもここに集まっているのではないでしょうか。 〈Cリプソ号〉は、最近放射能問題の調査を目的にムルロァ島に航行しました。
フランスはこの島で原子爆弾の実験を行っています。 私たちは、自分のことより未来の世代のことをもっと心配しています。
また、人口がこれほど大きくなっているとき、富める国がますます富み、貧しい国が人口増加に伴ってますます貧しくなっているとき、私たちのまわりに植え付けられている時限爆弾ー放射能、人口増加非再生資源の破壊ーは『もうやめてくれー」と叫びたくなるほどの数に達しています。 私たちは何かしなければなりません。
つまり自分たちの政府に大きな圧力をかけて、これらをやめさせなければなりません。 私たちの憤りについて語り、放送を通じて訴えなければなりません。
私たちは叫ばなければなりません。 政策決定者に行動を起こさせるには、市民の圧力がなければなりません。
私がそれを指摘するのは、環境保護庁の創設時、私が環境保護庁の意気揚々たる創設に立ち会ったからです。 全世界が、環境保護庁を創設した合衆国をうらやましく思いました。
当初から環境法規が制定され、現在も存在しています。 法的手段は皆さんの手中にあります。
これらは現在も存在し、利用可能であり、利用すべきです。 地球上の他の国は、いずれもこれに比肩するものをもっていません。

このように、皆さんには法的手段があります。 しかし、皆さんは、政治的圧力やロビー活動のため、これらを十分利用しておられません。
私たちはこの状況を見て悩んでいます。 私は、政府の変化を見てきました。
皆さんは、政府の決定、政府の無関心に悩んでおられます。 環境保護庁は内閣から独立した機関としてとどまらなければなりません。
私はこのことを公然と指摘し、またそれが可能だということをうらやましく思います。 フランスには環境保護庁のような機関はありません。
環境省はありますが、政府の決定に従順で何回もこのことを証明してきました。 フランスの環境省は自由ではなく、内閣から独立してもいません。
理論的にいえば、米国の環境保護庁はある程度の独立性をもっており、その程度は地球上の同様の組織のそれより大きいのです。 従って、私たちは、皆さんがこれを利用されるよう期待し、祈っています。
私は、対話のなかで、現実の問題点が浮かび上がってくると確信しています。 Kストウ船長、環境保護に利用できる手段は限られていますが、これらの手段を優先的に利用すべき問題としてどういうものがあるとお考えですか。
手段が限られているですって。 私はたくさんあると思います。
私は実際にたくさんもっています。 少なくとも比較的にということですが。

しかし、優先順位の決定に関しては、なかなかご的確です。 第1に、私たちは戦略と戦術を明確に区別する必要があります。
汚染との闘いは戦術に属します。 それは確実に実行しなければなりません。
物理的破壊との闘いも戦術に属します。 しかし、環境保護庁のような組織はどういうことを戦略目標にすべきでしょうか。
この問題は、私が定義すべきことではありません。 しかし、質問されたのでお答えします。
皆さんとKストウ協会に所属する私たちは同じ目標をもっていると思います。

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